レシャード理事長のアフガニスタン視察2015

アフガニスタン国内の治安悪化が伝えられる中、レシャード・カレッド理事長は平成27年(2015年)10月31日よりアフガニスタンを訪問し、11月13日に無事帰国しました。

カンダハール市アンサリ・メーナ地区の学校にトイレが完成

 

カレーズの会が学校校舎を建設し、現在は公立学校として運営されているアンサリ・メーナ地区のハヤトラ・ハン小中学校には簡易トイレしかありませんでした。この問題を解決する為に、カレーズの会はトイレ建設に取り組み、寄付されたトイレ建設資金を活用して平成25年( 2012年)2月に男女各4基、合計8基のトイレが完成しました。

 新しいトイレでは手洗いもしっかりと行えます。

診療所を支える現地スタッフたち

カレーズの会は2002年の発足以来、アフガニスタン南部のカンダハール市アイノ・メーナ地区に活動拠点を持っています。理事兼アフガニスタン事務所長のシェルシャー・レシャードさんと28名の現地スタッフが活動しています。医療スタッフは医師3名、看護師4名、レントゲン技師、検査技師、薬剤師、地域医療スーパーバイザー、予防接種員2名です。彼らに加えて、ボランティアの女医や介護人、地域医療の担い手である地域保健員(コミュニティー・ヘルスワーカー)24名も活動しています。

レシャード理事長アフガン現地視察

レシャード・カレッド理事長は平成24年12月22日から平成25年1月4日の期間でアフガニスタンを視察しました。

中庭で診察を待つ患者さんたち
中庭で診察を待つ患者さんたち
診療所に担ぎ込まれた幼児
診療所に担ぎ込まれた幼児
トイレ建設現場を見学
トイレ建設現場を見学
ヘルスポストを視察
ヘルスポストを視察
アフガンのNGO代表者とも交流
アフガンのNGO代表者とも交流

2011928日から1015まで

カレーズの会カンダハール診療所で患者を診察

 

診療所を支えてくれている現地スタッフと会議や昼食で絆を深め合いました

 

 

200910月に完成したが周辺の治安悪化で一時閉鎖され、訪問直前の20109月に授業が再開されたアンサリメーナ地区の学校を視察

アフガニスタン南部のカンダハール州はタリバン勢力の影響が強く残っている地域です。自爆テロや空爆に市民は苦しんでいます。

カンダハール市内では、国連治安支援部隊(ISAF)が治安維持を続けています

市場には食料品も出回っていますが、物価高騰が課題です

地域の長老たちとも食事を共にして信頼関係を築きます

2009年末~2010年初め

カンダハール市内の様子

カンダハール市は、アフガニスタンの南部に位置する同国の第二の都市です。ここは、現在もタリバン勢力の影響が強く、保守的な考え方が根強く残っている地域です。カンダハールの人々は、10年以上にわたり自爆テロや空爆に苦しんでいます。